人の性格について 2

パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる
パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる
白揚社

参照文献↑



前回はビッグファイブの外向性について軽く紹介しました。
ビッグファイブとは科学的にもっとも信頼がある、性格診断をいいます。


以前の内容



ビッグファイブの中の神経性について紹介します。神経性とは、ざっくり言えば負の側面に対してどれだけ注意が向きやすいかを示す指標です。たとえば、神経性が高い人は寝るときに少しの光でも寝れなくなりがちだし、ちょっとしたことに驚きやすくなります。
しかも、ストレスは他人より感じやすい体質になりますね。


神経性がどれくらいなのかは、脳の中の扁桃体がどれくらい働いているかを見ればわかるそうです。その人物が不安になりやすい場合その部位が活発になります。ほかに神経性が高いと鬱になりやすいなどの特徴があるため、結構日常生活で生きていくだけなら神経性は低いほうがいいかもしれませんね。



では、神経性が高い人が現代まで生き残れた理由のはなぜなんでしょうか?これは扁桃体が機能しづらくなった病気の持ち主がいい例になるでしょう。
その人物は常に陽気でさまざまなリスクを犯してしまいがちになります。犯罪、麻薬、怪しい男と付き合うなどなどのリスクに対して寛大になりすぎてしまうのですね。
まあ、あたり前な話ですよね。古来から敵やライバルなどのリスクに対して警戒するために扁桃体が機能していたともいえますからね。


けど現代のビジネスのような世界では、昔に比べたらリスクは非常に少なく(死なないという意味ですね)、むしろリスクを取るホリエモンさんみたいな人の方が結果的にリターンを上げられる時代ですからね。
神経性が高すぎると生きにくい時代なのかもしれませんね。


では神経性が高すぎるとどのように立ち向かっていけばいいのでしょうか?。そこらへんのパレオの男さんのブログを見ていただけたいいと思います。


このパレオな男さんはアンチエイジングの専門家で人の健康や、幸せに対して科学的に根拠のあることをブログで書いている方です。僕もよく情報がほしいときはこの方のブログをアクセスしています。
パレオな男さんは、一日に論文を15本くらい読むすごい方です。

結論から言うと誠実性をあげればその人は健康になるということになります。


僕は概念的な説明を主にしていきますが、じゃあ、具体的にはどうすればいいの?みたいなことはパレオな男さんのブログに大体乗っているのでそちらを参照してください。
ステマじゃありませんが、これだけの科学的に根拠のある情報をブログにしている方はなかなかいないので、この方は心の底から尊敬しておりますしみなさんにもおすすめです。




さて、誠実性の話をしましょう!
僕もこの誠実性が低くてわりとこまっているのですけども、そもそも誠実性とはなんなんでしょうか?
wikipediaとかに聞いてみると大体発言と行動の一致を意味しているそうです。
つまり、有限実行できるかできないかということですね。
脳の部位でいいますと前頭葉背側前野という場所の機能が活発に活動しているそうです。
この前頭葉背側前野が活発な人は自分の行動を自分で制御する能力が高い人ということになりますね。


あれ?前頭葉(前頭葉背側前野は前頭葉の一部です)が活発な人はiqが高いはずだから、誠実性も上がるはずだよね?と思う方もいると思います。
しかし、iqと誠実性には相関係数-0.1程度の相関しかなくほとんどお互いが独立している変数と言えますね。
つまり、iqとは脳全体がどれだけ効率よく速く動けるかという指標であるだけで、自分を前頭葉背側前野をどれけうまく制御できるかということを示す指標ではないのですね。


この誠実性、自分が人生でどれだけ成功するか?、幸せにすごせるか?を予測するパラメータにもなります。具体的にはパレオさんのブログを紹介しておきます。

あと、あげまんかつ長続きする彼女、彼氏をお探しのかたは誠実性が大事になるよーというパレオさんブログ

なんとなんと、誠実性が高ければ人生にも成功しやすいし、あげまんだし、幸福度も高くなるし、幸福になりやすいし、痩せやすくなります!
いやーおそるべし。僕もこれらのブログを読む前は誠実性が低い衝動的な人間だったのですけども、行動のパターン化、運動の導入、瞑想などを取り入れてからは多少は改善できたと思います。


まあ、誠実性は遺伝的な割合が40%ほどなので、多少はどうしようもないとこがありますが、努力で改善できる面は多いと思うので試す価値はあると思います。