ミクロ経済学を勉強してみた

心と体にすーっとしみこむミクロ経済学
心と体にすーっとしみこむミクロ経済学
中央経済社

今回は、「心と体にすーっとしみこむミクロ経済学」という本を読んでみたので紹介していきます。科学的に問題解決力を挙げる方法の中に経済学の知識は役にたつと結論つけ照られてましたので、難しいものではなく日常生活で活用できそうな、ミクロ経済学の本を読んでみました。行動経済学は多少は学びましたが、元祖経済学についてはほぼ無知なので読んでみました。
この本のコンセプトは経済学部をメインで受けている人への入門書ではなくて、日常生活に経済学を使い方向けの入門書となっておりまして、内容は経済学入門の本の割には少ないですが、そのぶんわかりやすく、ちゃんと日常生活で知識が生かせるような書き方になったおりますので、興味があるかたお奨めですよ
ちなみに、ミクロ経済学は日常生活ではそれなりに使えるらしいですが、マクロ経済学はあまり意味ないから勉強するなとも行動経済学者の方がおっしゃていたのでミクロ経済学を選択しました。


1.基本的なところ
1. そもそも人々のトレードをすることによって全体の価値は増えるという仕組みがある。
つまり、自分の得意な分野のみに集中砲火したほうが、自分の苦手な分野に時間をとられるよりも全体的な生産性は向上するよねという話ですね。そして、自分の得意なものを誰かに売り込み、自分の苦手な分野は外部から買うなどして、総合的な生産性は向上するというかんじですね。
2.価格はものやサービスの価値
世の中のものやサービスの価値は人がそれをほかと比較して、価値があると感じるからそれを買うので、市場に存在するものはつまりそのものの価値だと言えます。と述べております。ただ、僕は行動経済学とか心理学の分野では人の価値なんて簡単に変えることができるいうこと知っているので多少疑問視はしておりますが。。。やはり、行動経済学者が言うように、「経済学に出てくる人間はヒューマンでは、なくエコンだ」と述べていらっしゃるように、それほど合理的なものではない程度の認識はしております。
市場がかなり大きくなると人の行動は理論上に近づくと思うのですが、小さいとかサービス系は本当の価値かどうかはなかなか判断できないですよね。


3.生産、消費、交換
経済学の世界では、ものやサービスを作る行動を生産、ものやサービスを使うことを消費、ものやサービス同士を交換することを交換といいます。


4.すべての行動と時間、注意は資源である。
多くの方が忘れがちだとそうですが、行動、時間、注意はすべて限られた大事な資源だとういことですね。
もしも、休日家出だらだらするしてしまった場合、もっとすばらしい体験や出会い、学習に対する機会損失だと言えるわけですね。
また、心理学の分野でも休日にだらだらすごすのは最悪だ!と結論つけられていますし。
正しい知識、自分の価値を明確化してその上で自分の行った行動は自分の価値の最大化をしたものだったのか?みたいな自分に常に問うのは非常に大事なことなのかもしれませんね。
また、行動でも一度決めてしまった行動は時間と機会を失ってしまうので、経済学的に合理的な行動をしたいのであれが、自分の行動を見返す必要がありそうですね。
さらに以外かもしれませんが、注意ですら大事な資源だということですね。日常生活ではさまざまな刺激が強すぎるために自分の価値にそった行動をするのが非常に難しくなってしまいます。ですので自分に対して誘惑の強すぎる環境に行かないこと、作らないことは非常に重要になるのですね。


2.需要曲線と供給曲線
下のグラフが需要曲線と供給曲線をあらわしております。

需要曲線とは、物の需要がその物の条件と性質と物の値段から世の中でのニーズが数がある程度予測できるとうことですね。つまり、ものの値段が高いときはもののニーズが下がり、物の値段が安いともののニーズは下がるというものですね。
しかし、また疑問に思うのですが世の中でその物の性質が大幅に触れ幅があると思うのですが。。。


つまり、経済学の理論を適用すれば200円と198円の物のニーズは綺麗な曲線を描くはずだと思うのですが、心理学を知っているかたなら198円のものは200円よりも明らかに安くなりやすいですし、、、こういう心理的要因や商品の配置場所などの要因が関係した結果まったく同じ条件の物というものは存在しないと思うのですが、、どうなんでしょうね?
特に、サービス業界とかこの需要曲線を算出するのはかなり骨の折れることになるのかもしれませんね。
でも、おおよそノイズを考えなければこの理論は活用できるものだと捕らえて話しを進めていきます。
2.1需要曲線について
人には限界支払費用とう物があるらしいく、つまり個人がある商品に対してどれくらいまでお金を払っていいかとういう値ですね。
理論上は、自分のはらってもいいと感じる値段と実際の値段の差額分だけ人はものを買ったときに利益を得ることができるとうかことですね。たとえば、ビールに500円まで出してもいいと感じる人はビールが200円で売っていた場合300円の得をするわけですね。
さらに需要の価格弾力性とういうものがあります。需要の価格弾力性とはその商品の価格が下がるときにどれだけの量の需要が増えるかで表すことができます。


需要の価格弾力性=|現在の需要に対する需要の変化量|/|現在の額に対する値段の変化量|


つまり、ある物が100円のときに需要量が50だとしますと、価格が95になったときに需要が65になった場合。
需要の価格弾力性=|(65-50)/50|/|(100-95)/100|=|15/50|/|5/100|=3
となります。
つまりですね、上の価格弾力性が高いものほど価格の下がりに方に対して需要の増加量多くなるとうことですね。
現在の価格が妥当なものなのか計算するときに、使える指標になるのではないのでしょうか。


2.2供給曲線
供給曲線は個人的にかなり意味不明だと感じておりましてた。だって企業が生産数を増やせば増やすほど、生産性は向上すると考えていたからです。しかし、現実は違うようですね。
企業の労働総数と企業の生産機械は限られていると過程すると、最初まったく人のいないときに人を雇うと生産量は、人に比例かそれ以上に向上していきます。
しかし、たとえば長期労働は労働生産性は下がりますし、労働人材の新規追加は空間的制約や移動が困難になるから、基本的には初期ほどの労働人材の投資に対して生産量は向上しないとうい考えだそうです。
ですから、それぞれの企業の持ち合わせる最適な生産量を超えてしまう場合、新しく人員の配置などを行ったところで生産量はたいして伸びないため、販売価格を上げる必要があるというかんじなのでしょうか。
またここでは、限界費用という考え方が導入されてきます。
まず、可変費用と固定費用という考え方があります。
可変費用とは、人件費などの生産量に対してに任意に値を変動させることができるものです。
固定費用とは、常に一定にかかるコストのことをいいます。つまり、土地、電気代などのが入ります。


そして、限界費用とは、ある時点で生産量を増やしたときに増える可変費用のことをいいます。また限界費用をすべて足したものが、可変費用となります。


また、可変費用の増加量が将来販売する価格より上回るときに、生産量を増加させる意味がないですよね。
生産性余剰とういう単語もでてきます。
生産者余剰=販売価格*生産量 - 可変費用
また、利益は次のような式から計算することができます。
利益=販売価格*生産量ー(固定費+可変費用)
という式であらわすことができます。


2.3需要曲線と供給曲線の重なり
うすうす気づいてる方も思うと思うのですが、なぜ需要曲線と供給曲線の重なりが重要なのかとういことに。。
どれだけ、供給をがんばり続けても、市場のニーズ(そのもの量と価格の対応)がどれくらいあるのか把握できていなければ、自分の生産量が少なすぎたり、多すぎたりする可能性が高いということですね。
ですから、何かビジネスをするときに市場の規模はどれくらいあるのか計算することは重要なことになるのかもしれませんね。さもないと、すばらしいと思ったものが市場の需要曲線に対して価格が高すぎたり、生産量がすくなすぎたらお陀仏になってしまうかもしれませんからね。
けど、経済学を学んで思ったのは市場の需要曲線は具体的にどのように決めればいいのかがちょっとわからなかったですね。それに、商品のフレーム(ジュースを栄養ドリンクとなずけるとか)を変えてやれば、違うの市場の需要曲線にすることができるのかもしれませんね。
それに、実データから市場の需要曲線を計算するしかないと思うのですが、そのデータもってない人どうするの?って話になりますものね。。。
ここら辺は、マーケティングを勉強すれば実際に経済学的な知識が使えるのでしょうか?
非常に興味深いですね。


僕の場合これらのことから得られる教訓は、どのような商品をつくろうともそれが需要曲線にそった生産量と値段設定が行われないと意味がないということと、自分の生産できるものの供給曲線を決めることが大事になるとういうことでした。


正直これを日常生活に生かそうと考えると少々骨が折れる作業になりそうだと思うのですが、経済学にはそのような考えかたがあるんだーなー程度に頭の片隅においておきたいと考えております。