ピークエンド効果


ピークエンド効果とは、人は経験的記憶における快・不快はその経験において最後のときにどれくらいの大きさの快・不快の感情だったかに依存する、というものです。


つまり、五時間中程度の辛いことをやらせたあとに、10分だけ最高に楽しいことをさせると人はその経験は楽しいことだったんだと記憶するということですね。
映画を見ていてその映画が最後に、ポジティブな終わりかた、だった場合その映画は非常に楽しい映画だったと記憶に残れるわけですね。


逆に言えば、どんなに楽しい旅だったとしても最後に友人と喧嘩してしまった場合、その記憶は最悪なものになりますよね。つまり、終わりよければすべてよしとはよく言ったものですよね。


例えば、一日の辛いことは朝に済ませて、楽しいことはすべて夜にもっていくとかその日の記憶は楽しかったと上書きできるわけですね。
ですけど、皆さんはそんな考え方をして生きていますか?


「明日は、五時間辛いことがあるけど、その後の10分に楽しいことがあるから楽しみで眠れないわ!」なんて言う人がいたらただのドMですよね。


そう、私たちは将来起きるであろうことを経験時間のトータルで考えます。
「快の時間1時間、不快の時間2時間・・・はあー明日は最悪な日になりそうね。」
と考えますよね。


つまり、これが私たちの日常生活において矛盾を生んでしまうことが大いにあるのですね。
「敵キャラででてきたけど、死に際だけはかっこよくてファンになったわー」
みたいな。
これから、学ぶ教訓として。
1.楽しみは最後にとっておく
2.誰かと別れる少し前は、極力楽しい話題をする
ですね。