経済行動学者のダニエル・カーネマンが調査した研究に基づいて結論付けられました。
それが以下のような内容になっております。

トレーダーなどの将来、株が上がるか上がらないかを予測する専門家たちの決断は、どれほど正しいのか調べられました。仮に、予測が正しいくできる人がいるとすれば、その人の年間順位(どれだけ、予測があたったか)はその前の年と比べて相関関係があるはずです。
つまり、予測がうまい人はトレーダーの順位が常に高くなるはずです。それを八年間分調べた結果。トレーダー順位と他の順位の相関係数は0.01となりました。
これは、何を意味するかといいますとトレーダーの予測はほぼあたらないということがわかったそうです。

衝撃的ですよね、、、つまり彼らは株の予測は基本的に、コイントスに近い感覚だそうです。つまり、まったくのランダムという。。。
さらに、彼らのほとんどはまったく意味のない計算式を立てて、それらの情報から株価が上がるかそうでないかを予測していたわけです。しかも、彼らは基本的に自分の直感を信じて決断を行うため、あまりよろしくない結果になるのですね

なら、どうすればいいのか。
そう、最近流行の人工知能を使えばいいのです。人工知能と言っても基本的には、複雑な数式によって構成されたアルゴリズムです。
そもそもトレーダーの直感がなぜ当たらないかといいますと、情報量が多すぎる、株は基本的にランダムなため予測することが難しい、心理的バイアスに影響を受けやいなどがあります。
ですので、トレーダーの予測と単純な数式による予測どちらがあたるのか、調べた結果。なんと単純な数式による予測のほうが正確に予測できることがわかったのですね。

ですから、株式の予測を行いたい方は人工知能を活用しましょう。人での予測は基本的に無理げーなので。

まあ、こんなこと言ったところで、トレーダーの方の反応はそんなはずない！でしょうけど。
失礼な話ですが、相手の性格を予測するときに血液型による検査がはやっていますよね。
あれに近いですよね。
要するに、科学的に根拠がないとわかっていても、人は自分の経験に基づいた知識のほうが信用できるわけですね。
血液型で性格診断できるよねーーだったあのこはA型で几帳面じゃん
株式はこの指標を使えば予測できる！－－うーん間違えたかな？たぶんもうひとつの指標を考慮しなかったからいけないのかもね。
そう、確証バイアスによって構築された理論なのですな。
統計学の知識がない人間なんて、確証バイアスにだらけの判断しかできないのかもしれませんね。